痩せるためにダイエットしたいわけじゃなかった。

ありのままの自分を好きになってほしい。

でもそれだと難しそうだから、なんの努力もせずに痩せて

簡単に彼氏をゲットしたい。二十歳の頃の私は勉強もアルバイトもそっちのけで

そんなことばかりを考えていた気がします。

いくら新陳代謝も活発で、毎日新しい細胞が次々とできていく若い肉体をもってしても

その頃始めた海外輸入食材を販売するアルバイトで海外のチョコレートの甘さと旨さに心魅せられ

深夜に帰ってきては1つ100キロカロリーは余裕であるチョコレートビスケットを5、6枚頬張って

いれば痩せるわけもなく、むしろ太ります。太りました。

体重を気にし始めてから史上最強に太ったある日、彼氏ができたのです。

タバコは吸うし、痰は道端に吐くし、部屋は汚いし、貧乏だったけれど、なんの努力もせずに

手にいれた彼氏なので、満足していました。いえ、恐らくその時の私は自分の容姿に自信がなく

性格も誇れるほどいいとは言えず、自暴自棄だったのでしょう。

こんな私を好きになってくれる殿方ならばどんなくずでもゲスでも天使だと思ってしまったのです。

その後察するに余りある壮絶な別れはありましたが、つまるところ私が何故痩せたかったのかと言えば

痩せた自分相応の男を選ぶ権利がほしかったのです。痩せて少しでも見られるようになれば選り好みしたところで

「あのこは痩せてるんだから選ぶ権利がある」

そう周囲に思われたかったのです。生まれてから一度として痩せていると自覚できなかったデブ人生を

思うとその歪な思考回路も仕方がなかったのですが、やはり病んでいたように思います。

しかし努力せずに痩せたい私は以前として太ったままでした。

けれど、次はもう少しだけ良い彼氏(少なくとも金品を盗まない)がほしかったので、少しだけ食事を控えることにしました。

海外輸入菓子の間食をやめたのです。

それだけで体重自体ほぼ変動はないものの、精神的な充実を得ることができました。

そうすると卑屈な人格がじんわりと修正されてきたのです。簡単に言えば余裕が生まれたのでしょう。

余裕が生まれるとよく笑えるようになりました。依然として体を動かすのは嫌いですし、なるべく努力はしたくありません。

けれど、自分の中でこれだけのことはやっていると言う自負があるので、以前ほど痩せていない自分を責めなくなりました。

私の場合ダイエットの目的が自己肯定だったので、結果的には結果がでていないことになりましたが、

痩せる目的を明らかにしておくのは大事なことだと思うのです。内臓脂肪を落とすためにはやはり目的意識と継続は重要だと感じました。

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